VBEの色設定をカスタマイズして見やすくする方法(テーマ変更・配色例付き)
生徒
「Excel VBAを書いていると、文字が多くて目が疲れてしまいます。画面の色って変えられないんですか?」
先生
「変えられますよ。VBEには色設定があって、自分が見やすい配色にカスタマイズできます。」
生徒
「パソコン初心者でも設定できますか?」
先生
「もちろんです。画面を順番に見ながら設定すれば、誰でもできます。」
VBEとは何かをあらためて確認しよう
VBEとは「Visual Basic Editor」の略で、Excel VBAを書くための専用画面です。 Excelの画面とは別の、プログラム専用の作業部屋のようなものです。
ExcelでAltキーとF11キーを同時に押すと表示されます。 この画面で文字をたくさん読むため、色や配色が見づらいと目が疲れやすくなります。
そこで重要になるのが、VBEの色設定をカスタマイズして見やすくすることです。 作業環境を整えることは、Excel VBAの学習を続けるうえでとても大切です。
なぜVBEの色設定を変えると楽になるのか
初期状態のVBEは、白い背景に黒い文字が中心です。 これは紙と同じ配色なので、長時間見ると目が疲れやすくなります。
例えるなら、明るい蛍光灯の下でずっと本を読むようなものです。 色のコントラストが強すぎると、無意識に目に負担がかかります。
背景や文字色を自分に合った配色に変えることで、 Excel VBAのコードが読みやすくなり、ミスにも気づきやすくなります。
VBEの色設定画面を開く手順
まずはVBEを開きます。 次に、画面上のメニューから「ツール」をクリックし、 その中にある「オプション」を選びます。
オプション画面が開いたら、 「エディターの設定」や「エディター形式」と書かれたタブを探します。 ここがVBEの色設定を行う場所です。
設定画面は、家の模様替えをするためのカタログのようなものです。 難しそうに見えても、実際は選ぶだけで変更できます。
VBEで変更できる主な色の種類
VBEでは、文字の種類ごとに色を変更できます。 例えば、命令文、コメント、文字列など、それぞれ別の色にできます。
コメントとは、プログラムの説明を書くための文章です。 実行には関係ありませんが、理解を助けるメモのような存在です。
色分けすることで、 「これは命令」「これは説明」と一目で判断できるようになります。 初心者ほど、この色分けの効果を強く感じやすいです。
初心者におすすめの配色パターン例
初心者には、背景を少し暗めにして、 文字を明るめにする配色がおすすめです。 これは夜にスマートフォンを見るときに似ています。
背景を薄いグレー、 通常の文字を白、 コメントを緑色にすると、全体が落ち着いて見えます。
大切なのは「かっこよさ」ではなく「見やすさ」です。 長時間作業しても疲れにくい配色を選びましょう。
テーマ変更と色設定の考え方の違い
テーマとは、画面全体の雰囲気をまとめて変える考え方です。 一方、色設定は細かく色を指定する方法です。
VBEでは本格的なテーマ切り替えはありませんが、 色設定を調整することで、実質的にテーマ変更のような効果が得られます。
初心者は細かく考えすぎず、 「背景」「文字」「コメント」の3つが見やすいかを意識すると失敗しにくくなります。
色設定を変更するときの注意点
色をたくさん使いすぎると、逆に見づらくなります。 これは、カラフルすぎる教科書が読みにくいのと同じです。
まずは少ない色で設定し、 実際にExcel VBAを書きながら調整するのがおすすめです。
また、設定はいつでも元に戻せます。 失敗を恐れず、自分に合ったVBEの色設定を探してみてください。
まとめ
ここまで、VBE(Visual Basic Editor)の画面を自分好みにカスタマイズし、作業効率を劇的に向上させるための色設定について詳しく解説してきました。Excel VBAのプログラミングは、論理的な思考が必要なだけでなく、実は「視覚的な環境作り」がその後の学習スピードやコーディングの正確性に大きな影響を与えます。
VBEカスタマイズの重要性をおさらい
多くの初心者が、初期設定の「白背景に黒文字」のまま作業を続けてしまいますが、これは長時間モニターを見つめるプログラミング作業において、非常に目が疲れやすい環境です。背景色を少し暗めに設定する「ダークモード」に近い配色にしたり、コメント行やキーワードの色をハッキリと分けることで、コードの構造が一瞬で頭に入ってくるようになります。
VBE色設定の具体的な手順とポイント
設定変更のステップは非常にシンプルです。VBEのメニューバーから「ツール」→「オプション」を選択し、「エディター形式」タブを開くだけです。ここで「コードの表示色」を一つずつ選んでいきますが、特におすすめなのが以下の要素にメリハリをつけることです。
- 標準のテキスト: 背景とのコントラストを抑えた淡い白や薄いグレー。
- 構文エラーのテキスト: 目立つ赤色に設定し、打ち間違いを即座に把握。
- コメントのテキスト: 実行に影響しない部分なので、少し暗めの緑色などで控えめに。
- キーワード: プログラミングの命令語なので、青色など識別しやすい色に。
サンプルコードで見え方を確認しよう
色設定を変更したあとに、実際にどのようにコードが見えるか確認してみましょう。以下のVBAコードは、基本的な条件分岐とメッセージ表示を行うものです。適切な色設定がされていれば、「Dim」や「If」といったキーワードと、「'」から始まるコメント行が視覚的にハッキリ分かれているはずです。
' VBEの色設定を確認するためのサンプルプログラム
Sub CheckEnvironment()
Dim userName As String
userName = "VBA学習者"
' 条件分岐の例
If userName <> "" Then
MsgBox userName & "さん、快適なVBE環境へようこそ!"
Else
MsgBox "名前が入力されていません。"
End If
End Sub
また、このコードを実行した際の結果表示(イミディエイトウィンドウなどでの確認イメージ)は以下のようになります。
(メッセージボックスに「VBA学習者さん、快適なVBE環境へようこそ!」と表示されます)
Office Scriptsとの環境の違い
最近では、Excelの自動化手法としてWeb版Excelで使える「Office Scripts」も注目されています。VBEはデスクトップ版Excel専用の環境ですが、Office Scripts(TypeScriptベース)のエディタは、モダンなブラウザベースのエディタを採用しているため、最初からダークモードなどが選びやすいという特徴があります。それぞれの環境で、最適な視覚設定を行うことがプロ級への第一歩です。参考までに、Office Scriptsのコード例も掲載します。
function main(workbook: ExcelScript.Workbook) {
// Office Scriptsでの色設定はエディタ全体のテーマに依存します
let sheet = workbook.getActiveWorksheet();
let cell = sheet.getRange("A1");
cell.setValue("VBEもOffice Scriptsも見やすさが大事です");
console.log("処理が完了しました");
}
最後に:自分専用の「コックピット」を作ろう
プログラミングのスキルアップには、コードを書く時間そのものを楽しむ工夫が必要です。画面が見にくい、目が痛いといったストレスを放置せず、まずは「オプション」画面から自分にとって最高の配色を探してみてください。一度設定してしまえば、明日のExcel作業が少しだけ楽しくなるはずです。
生徒
「先生、さっそく背景をダークグレーに変えてみました!白い画面よりもずっと文字が浮き出て見えて、コードが読みやすくなりました。」
先生
「それは素晴らしいですね。特に、キーワードの青色やコメントの緑色がはっきり分かると、プログラムの構造が直感的に理解できるようになりますよ。」
生徒
「今までは、エラーが出てもどこが間違っているのか探すのに一苦労でした。でも、エラーの文字を派手な赤色に設定したら、すぐに気づけそうです!」
先生
「その調子です。環境を整えることは、ミスを減らすだけでなく、モチベーションの維持にも繋がります。VBEは古くからあるエディタですが、自分なりにカスタマイズすれば、最新のエディタに負けないくらい使いやすくなりますよ。」
生徒
「Office Scriptsの話も出ましたが、あちらも設定次第で見やすくなるんですね。どちらを使うにしても、まずは『自分の目が疲れない設定』を最優先にしてみます!」
先生
「良い心がけですね。慣れてきたら、フォントの種類やサイズも調整してみるといいでしょう。自分だけの快適な開発環境(コックピット)を完成させてくださいね。」