カテゴリ: Office Scripts 更新日: 2026/02/23

Office Scriptsで条件付き書式を自動化!数値変化に応じてExcelの書式を自動更新する方法

数値変化に応じて書式を自動更新
数値変化に応じて書式を自動更新

先生と生徒の会話形式で理解しよう

生徒

「Office ScriptsでExcelの条件付き書式を自動化したいんですが、数値が変わったら色も自動で変わるようにできますか?」

先生

「できますよ。Office Scriptsを使えば、売上や点数などの数値変化に応じてセルの色や文字の色を自動更新できます。」

生徒

「プログラミング初心者でもできますか?」

先生

「大丈夫です。Excelの操作をそのままコードに置き換えるイメージで考えれば理解できます。順番に見ていきましょう。」

1. Office Scriptsとは?

1. Office Scriptsとは?
1. Office Scriptsとは?

Office Scriptsは、MicrosoftのExcel Onlineで使える自動化機能です。ブラウザ上のExcelで「自動化」タブからスクリプトを作成し、繰り返し作業や条件付き書式の設定を自動実行できます。

条件付き書式とは、特定の数値や条件に応じてセルの色や文字の色を変える機能です。例えば、売上が目標以上なら緑色、未達なら赤色にする、といった設定です。

Office Scriptsでは、TypeScriptという言語を使いますが、難しく考える必要はありません。Excelに「このセルを取得して」「この色をつけて」と指示しているだけです。

2. 数値変化に応じて書式を自動更新する基本

2. 数値変化に応じて書式を自動更新する基本
2. 数値変化に応じて書式を自動更新する基本

まずは、特定のセルの数値が100以上なら背景色を緑にする例です。これは売上管理や成績管理などでよく使われるExcel自動化の基本パターンです。


function main(workbook: ExcelScript.Workbook) {
  const sheet = workbook.getActiveWorksheet();
  const cell = sheet.getRange("A1");
  const value = cell.getValue() as number;

  if (value >= 100) {
    cell.getFormat().getFill().setColor("green");
  } else {
    cell.getFormat().getFill().setColor("red");
  }
}

ifは「もし〜なら」という意味です。valueが100以上なら緑色、それ以外なら赤色にする、という流れです。これで数値変化に応じて自動更新ができます。

3. 複数セルに条件付き書式を自動適用する

3. 複数セルに条件付き書式を自動適用する
3. 複数セルに条件付き書式を自動適用する

次は、A1からA5までの複数セルに対して、数値変化に応じた書式設定を行う方法です。売上一覧や点数一覧などで便利です。


function main(workbook: ExcelScript.Workbook) {
  const sheet = workbook.getActiveWorksheet();
  const range = sheet.getRange("A1:A5");
  const values = range.getValues();

  for (let i = 0; i < values.length; i++) {
    const num = values[i][0] as number;
    const cell = range.getCell(i, 0);

    if (num >= 80) {
      cell.getFormat().getFill().setColor("lightgreen");
    } else {
      cell.getFormat().getFill().setColor("pink");
    }
  }
}

forは繰り返し処理です。A1からA5まで順番にチェックして、数値に応じて色を変更しています。これがExcel自動化の基本テクニックです。

4. 増減に応じて文字色を変更する

4. 増減に応じて文字色を変更する
4. 増減に応じて文字色を変更する

前日との差分や前月比など、数値の増減に応じて文字色を変えることも可能です。プラスなら青、マイナスなら赤にする例です。


function main(workbook: ExcelScript.Workbook) {
  const sheet = workbook.getActiveWorksheet();
  const current = sheet.getRange("B1").getValue() as number;
  const previous = sheet.getRange("B2").getValue() as number;
  const target = sheet.getRange("B1");

  if (current > previous) {
    target.getFormat().getFont().setColor("blue");
  } else if (current < previous) {
    target.getFormat().getFont().setColor("red");
  } else {
    target.getFormat().getFont().setColor("black");
  }
}

getFontは文字の設定を変更する命令です。数値変化に応じて文字色を自動更新できるので、Excelのレポート作成がとても見やすくなります。

5. 条件付き書式オブジェクトを使う方法

5. 条件付き書式オブジェクトを使う方法
5. 条件付き書式オブジェクトを使う方法

Office Scriptsには、条件付き書式そのものを追加する機能もあります。Excel標準の条件付き書式と同じ仕組みをコードで作成できます。


function main(workbook: ExcelScript.Workbook) {
  const sheet = workbook.getActiveWorksheet();
  const range = sheet.getRange("C1:C5");

  const conditionalFormat = range.addConditionalFormat(
    ExcelScript.ConditionalFormatType.cellValue
  );

  conditionalFormat.getCellValue().setRule({
    formula1: "50",
    operator: ExcelScript.ConditionalCellValueOperator.greaterThan
  });

  conditionalFormat.getFormat().getFill().setColor("yellow");
}

これは50より大きい場合に黄色にする設定です。addConditionalFormatを使うことで、Excelの条件付き書式を自動化できます。

6. 実務で役立つ活用例とポイント

6. 実務で役立つ活用例とポイント
6. 実務で役立つ活用例とポイント

Office Scriptsで条件付き書式を自動更新することで、売上管理表、在庫管理表、成績管理表、プロジェクト管理表など多くの業務効率化が実現できます。

数値変化に応じて自動更新されるExcelは、ミスを減らし、確認作業の時間を短縮します。毎回手動で色を変える必要がなくなり、作業効率が大幅に向上します。

初心者の方は、まずは一つのセルから始めて、次に複数セル、そして条件付き書式オブジェクトへと段階的に学習すると理解が深まります。Excel自動化とOffice Scriptsは、これからの業務改善やDX推進に欠かせないスキルです。

数値変化に応じて書式を自動更新する仕組みを理解すれば、Excel作業は一気にレベルアップします。まずは小さな自動化から始めてみましょう。

まとめ

まとめ
まとめ

今回は、Office Scriptsを使ってExcelの条件付き書式を自動化し、数値変化に応じてセルの背景色や文字色を自動更新する方法を学びました。Office ScriptsはExcel Onlineで利用できる自動化機能であり、繰り返し作業の効率化やヒューマンエラーの削減に大きく貢献します。特に売上管理や成績管理、在庫管理など、数値を扱う業務では条件付き書式の自動化が非常に重要です。

数値が一定以上なら緑色、未満なら赤色といった基本的な分岐処理は、if文を使うことで簡単に実装できます。また、for文を活用することで複数セルに対して同じ条件判定を繰り返し適用でき、一覧表や集計表の自動更新にも対応できます。さらに、前日比や前月比のような増減判定も可能で、レポートの視認性を大きく向上させることができます。

条件付き書式オブジェクトを使えば、Excel標準の条件付き書式ルールそのものをコードで追加できます。これにより、毎回手動で設定する必要がなくなり、業務効率化や作業時間短縮につながります。Office ScriptsとExcel自動化を組み合わせることで、日々のデータ更新作業を自動処理へと進化させることができます。

数値変化に応じた総合サンプル

ここでは、売上一覧に対して目標達成判定と増減判定の両方を行うサンプルプログラムを紹介します。条件付き書式とフォント色変更を組み合わせることで、より実務向けのExcel自動化が可能になります。


function main(workbook: ExcelScript.Workbook) {
  const sheet = workbook.getActiveWorksheet();
  const range = sheet.getRange("A1:A5");
  const values = range.getValues();

  for (let i = 0; i < values.length; i++) {
    const current = values[i][0] as number;
    const cell = range.getCell(i, 0);

    if (current >= 100) {
      cell.getFormat().getFill().setColor("lightgreen");
    } else {
      cell.getFormat().getFill().setColor("pink");
    }

    if (i > 0) {
      const previous = values[i - 1][0] as number;
      if (current > previous) {
        cell.getFormat().getFont().setColor("blue");
      } else if (current < previous) {
        cell.getFormat().getFont().setColor("red");
      } else {
        cell.getFormat().getFont().setColor("black");
      }
    }
  }
}

このように、Office Scriptsを使えば数値変化に応じて背景色と文字色を同時に制御できます。Excel条件付き書式の自動化は、データ分析や業務改善において非常に強力な手段です。初心者の方でも、一つずつ処理の流れを理解すれば確実に習得できます。Excel自動更新の仕組みを理解することで、日常業務の効率化と生産性向上を実現できます。

先生と生徒の振り返り会話

生徒

Office Scriptsで条件付き書式を自動化できると、売上管理や成績管理がとても見やすくなることが分かりました。数値変化に応じて色が変わると確認作業が楽になりますね。

先生

その通りです。Excel自動化の基本は、セルを取得して条件を判定し、書式を変更する流れを理解することです。if文とfor文を組み合わせれば多くの処理に対応できます。

生徒

条件付き書式オブジェクトを使えば、Excel標準の機能もコードで再現できるのですね。これなら毎回の設定作業が不要になります。

先生

はい。Office ScriptsとExcel条件付き書式を活用すれば、数値変化に応じた自動更新が可能になります。業務効率化や作業時間短縮にもつながります。まずは小さな自動化から始めて、徐々に応用範囲を広げていきましょう。

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