カテゴリ: Excel VBA 更新日: 2026/02/01

VBE(Visual Basic Editor)の画面構成を徹底解説!初心者が覚えるべき主要ウィンドウまとめ

VBE(Visual Basic Editor)の画面構成を徹底解説!初心者が覚えるべき主要ウィンドウまとめ
VBE(Visual Basic Editor)の画面構成を徹底解説!初心者が覚えるべき主要ウィンドウまとめ

先生と生徒の会話形式で理解しよう

生徒

「ExcelでVBAを使おうと思ってVBEを開いたんですが、画面がごちゃごちゃしていて何が何だか分かりません…」

先生

「最初は誰でもそう感じますよ。VBEは道具箱がたくさん並んだ作業机のようなものなんです。」

生徒

「全部覚えないとVBAは書けませんか?」

先生

「いいえ。まずは初心者が必ず使う主要ウィンドウだけ覚えれば大丈夫です。一つずつ整理して見ていきましょう。」

VBEとは何かをやさしく理解しよう

VBEとは何かをやさしく理解しよう
VBEとは何かをやさしく理解しよう

VBE(Visual Basic Editor)とは、Excel VBAを書くための専用画面です。 普段使っているExcelは表計算ソフトですが、その裏側で自動操作を作るための「作業場」がVBEです。

たとえるなら、Excelが「ノート」だとすると、VBEは「ペンや定規を置く机」です。 VBAのプログラムは、このVBEの中で書いて、保存して、実行します。

初心者のうちは、画面にたくさんのウィンドウが表示されて戸惑いますが、 実際によく使う場所は限られています。

プロジェクトエクスプローラーの役割

プロジェクトエクスプローラーの役割
プロジェクトエクスプローラーの役割

プロジェクトエクスプローラーは、VBE画面の左側に表示される一覧表です。 ここには、開いているExcelファイルと、その中にあるVBAの部品がまとめて表示されます。

フォルダ構造を見る感覚に近く、「このExcelの中に何が入っているか」を確認する場所です。 初心者はまず、「ここからモジュールを選ぶ」という使い方を覚えれば十分です。

表示されていない場合でも、VBEのメニューから簡単に表示できます。 消えても壊れたわけではないので安心してください。

コードウィンドウはVBAを書く場所

コードウィンドウはVBAを書く場所
コードウィンドウはVBAを書く場所

コードウィンドウは、実際にVBAの文字を書く場所です。 ノートに文字を書くように、上から下へ命令を書いていきます。

プログラミング未経験の方は、「英語がたくさん並んでいて怖い」と感じがちですが、 VBAは比較的読みやすい言葉で構成されています。

最初は意味を完全に理解できなくても問題ありません。 「ここがプログラムを書く場所」と分かるだけで大きな前進です。

プロパティウィンドウで設定を確認する

プロパティウィンドウで設定を確認する
プロパティウィンドウで設定を確認する

プロパティウィンドウは、選択した対象の設定内容を表示する場所です。 例えるなら、「物の説明書」をその場で確認できる欄です。

シートやフォームなどを選ぶと、その名前や動作の設定が一覧で表示されます。 初心者の段階では、「名前を確認する場所」として使うことが多いでしょう。

設定を変えると動きも変わるため、最初は見るだけで十分です。

イミディエイトウィンドウの使い道

イミディエイトウィンドウの使い道
イミディエイトウィンドウの使い道

イミディエイトウィンドウは、VBAの動きをその場で確認するための場所です。 これは「メモ帳」や「試し書きスペース」のような存在です。

プログラムの結果を一時的に表示したり、簡単な命令を試したりできます。 初心者のうちは、「結果がここに出ることがある」と覚えておけば十分です。

表示されていなくても、必要になったときに出せるので心配はいりません。

ローカルウィンドウとウォッチウィンドウ

ローカルウィンドウとウォッチウィンドウ
ローカルウィンドウとウォッチウィンドウ

ローカルウィンドウウォッチウィンドウは、 プログラムの動きを詳しく確認するための補助的な画面です。

これらは少し慣れてから使うことが多く、最初から無理に覚える必要はありません。 「VBEには確認用の窓もあるんだな」と知っておくだけで十分です。

初心者がまず覚えるべきVBE画面構成のポイント

初心者がまず覚えるべきVBE画面構成のポイント
初心者がまず覚えるべきVBE画面構成のポイント

Excel VBA初心者が最初に覚えるべきVBEの画面構成は、次の三つです。 プロジェクトエクスプローラー、コードウィンドウ、プロパティウィンドウです。

これらは毎日のように使うため、自然と目に入るようになります。 すべてを一度に理解しようとせず、「使いながら慣れる」ことが大切です。

VBEは最初こそ難しく見えますが、道具の役割が分かると安心して操作できるようになります。 画面構成を理解することが、Excel VBA学習の土台になります。

まとめ

まとめ
まとめ

ここまで、Excel VBAを開発するための司令塔であるVBE(Visual Basic Editor)の基本画面について詳しく見てきました。最初はボタンの多さや英語のメニューに圧倒されてしまうかもしれませんが、実は毎日使う機能はほんの一部です。この記事で紹介した「プロジェクトエクスプローラー」「コードウィンドウ」「プロパティウィンドウ」の3つさえ押さえておけば、VBAの学習はスムーズに進めることができます。

VBEの各ウィンドウが持つ役割の再確認

効率的なVBA開発を行うためには、それぞれのウィンドウがどのような役割を担っているのかを、自分なりのイメージで理解しておくことが上達への近道です。

  • プロジェクトエクスプローラー:Excelファイルの中身(シートやモジュール)を管理する、いわば「本棚」や「ファイルケース」のような存在です。
  • コードウィンドウ:実際に「もし~なら~する」といった指示書を書き込む、メインの「執筆スペース」です。
  • プロパティウィンドウ:選択している対象の「名前」や「色」「状態」といった細かい設定値を確認・変更する「ステータス画面」です。
  • イミディエイトウィンドウ:書いたプログラムが正しく動くか、ちょっとした計算や結果をテストするための「実験室」や「メモ帳」です。

実践!VBAで最初の一歩を踏み出すサンプルプログラム

画面構成を理解したら、実際にコードウィンドウにプログラムを書いてみましょう。まずは最も基本となる、メッセージボックスを表示するコードと、イミディエイトウィンドウに結果を出力するコードを紹介します。これらを実際に自分のVBEにコピー&ペーストして、動かしてみてください。

メッセージを表示する基本コード


Sub HelloWorld()
    ' メッセージボックスを表示する
    MsgBox "VBAの世界へようこそ!"
    
    ' プロパティウィンドウで指定したシート名をイミディエイトウィンドウに表示
    Debug.Print ActiveSheet.Name
End Sub

実行結果の確認

上記のコードを実行すると、画面上にメッセージボックスが表示され、VBE下部のイミディエイトウィンドウには現在開いているシート名が出力されます。


(メッセージボックスに「VBAの世界へようこそ!」と表示される)
Sheet1

さらにステップアップ!Office Scriptsとの違い

最近では、デスクトップ版のExcelで動くVBAだけでなく、Web版ExcelやTeams上で動作するOffice Scriptsも注目されています。VBAは「Visual Basic」という言語を使いますが、Office Scriptsは「TypeScript」という言語を使用します。もし将来的にWeb版の自動化も視野に入れるなら、以下のようなコードの書き方の違いも意識しておくと良いでしょう。


function main(workbook: ExcelScript.Workbook) {
  // 現在のシート名を取得してコンソールに出力する
  let sheet = workbook.getActiveWorksheet();
  console.log(sheet.getName());
}

VBA学習を継続するためのコツ

VBEの操作に慣れるための一番の近道は、毎日少しでも画面を開くことです。「今日はプロジェクトエクスプローラーから標準モジュールを追加してみよう」「今日はプロパティウィンドウでシートの名前を変えてみよう」といった小さな積み重ねが、やがて複雑なシステム開発へとつながっていきます。

エラーが出てウィンドウが真っ赤になったり、警告が出たりすることもあるでしょう。しかし、VBEはそのエラーが「どこで」「なぜ」起きているのかを教えてくれるツールでもあります。恐れずに色々なボタンを押し、コードを書き換えて、自分だけの便利なツールを作ってみてください。VBEの画面構成をマスターしたあなたは、もう立派なVBA開発者の入り口に立っています。

先生と生徒の振り返り会話

生徒

先生、ありがとうございました!最初は「宇宙船の操縦席」みたいに見えていたVBEが、少しずつ身近な道具箱に見えてきました。

先生

それは素晴らしい進歩ですね。特にどのあたりが分かりやすかったですか?

生徒

「プロジェクトエクスプローラーが本棚」「コードウィンドウが執筆スペース」という例えがしっくりきました。今まではどこに何を書いていいか迷っていましたが、標準モジュールを挿入して、そこにSubプロシージャを書けばいいんだって自信がつきました。

先生

その通りです。ちなみに、プログラムを書いていて「なんだか画面が狭いな」と感じることはありませんでしたか?

生徒

あ、そうなんです!ウィンドウがたくさんありすぎて、肝心のコードを書く場所が小さくなってしまって…。これって消しても大丈夫なんですか?

先生

大丈夫ですよ。使わないときは「×」ボタンで閉じてしまっても問題ありません。ショートカットキーの「Ctrl + R」でプロジェクトエクスプローラー、「F4」でプロパティウィンドウをいつでも呼び出せますからね。自分の作業しやすいようにレイアウトをカスタマイズするのも、プロのエンジニアへの第一歩ですよ。

生徒

なるほど、カスタマイズできるんですね。あと、サンプルコードの「Debug.Print」を試してみたら、イミディエイトウィンドウに文字が出てきて感動しました!デバッグの重要性も少しわかった気がします。

先生

イミディエイトウィンドウを使いこなせると、開発効率がグンと上がります。次は、変数の中身を確認できる「ローカルウィンドウ」にも挑戦してみましょうか。VBEには便利な機能がまだまだ隠されていますよ。

生徒

はい!少しずつ道具を使いこなせるようになって、面倒なExcel作業を全部自動化できるようになりたいです。これからもよろしくお願いします!

先生

その意気です。一歩ずつ、楽しみながら学んでいきましょうね。

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