カテゴリ: Office Scripts 更新日: 2026/01/20

Office Scriptsの基本!Excel自動化で理解するTypeScript初心者がつまずくポイント

TypeScript初心者がつまずくポイント
TypeScript初心者がつまずくポイント

先生と生徒の会話形式で理解しよう

生徒

「Office Scriptsを始めてみたんですが、TypeScriptのエラーがたくさん出てしまって、何が悪いのか分からなくなりました…」

先生

「それは多くの初心者が通る道ですね。TypeScriptには、最初につまずきやすいポイントがいくつかあります。」

生徒

「パソコンもあまり触ったことがないので、専門用語も難しく感じます…」

先生

「大丈夫です。今日は、Office ScriptsでTypeScriptを使うときに、初心者がつまずきやすい点を一つずつ整理して説明します。」

1. Office Scriptsとは?

1. Office Scriptsとは?
1. Office Scriptsとは?

Office Scriptsは、Excel Onlineで使える自動化スクリプト機能です。Excelの「自動化」タブからスクリプトを実行でき、セルの値の変更、シートの作成、表の編集などをまとめて行えます。

Office Scriptsでは、TypeScriptというプログラミング言語を使います。TypeScriptは、Excel自動化を安全に行うための仕組みが多く用意されている反面、初心者が戸惑いやすいポイントもあります。

2. 型という考え方でつまずく

2. 型という考え方でつまずく
2. 型という考え方でつまずく

TypeScript初心者が最初につまずくのが「型」です。型とは、「この変数には何が入るのか」を決めるルールのことです。

Excelで言えば、「数値用のセル」「文字用のセル」を分けて考える感覚に近いです。TypeScriptでは、文字はstring、数字はnumberと書きます。これを意識しないと、エラーが出てしまいます。


function main(workbook: ExcelScript.Workbook) {
  const value: number = 10;
  workbook.getActiveWorksheet().getRange("A1").setValue(value);
}

最初は難しく感じますが、「Excelの値の種類を決めているだけ」と考えると理解しやすくなります。

3. エラー表示に驚いてしまう

3. エラー表示に驚いてしまう
3. エラー表示に驚いてしまう

TypeScriptでは、コードを書いている途中で赤い線や警告が表示されます。これに驚いてしまい、「何も書けない」と感じる初心者の方も多いです。

しかし、このエラー表示は「失敗」ではありません。むしろ、「実行する前に間違いを教えてくれる親切な機能」です。Office Scriptsでは、この仕組みのおかげでExcel自動化の失敗を減らせます。

4. main関数の役割が分からない

4. main関数の役割が分からない
4. main関数の役割が分からない

Office Scriptsでは、必ずmain関数から処理が始まります。この仕組みが分からず、「どこにコードを書けばいいのか分からない」とつまずくことがあります。

main関数は、「Excel自動化のスタート地点」です。料理で言えば、レシピの一番最初の手順だと考えると分かりやすいです。


function main(workbook: ExcelScript.Workbook) {
  const sheet = workbook.getActiveWorksheet();
  sheet.getRange("A1").setValue("開始");
}

まずは、すべての処理がmain関数の中から始まる、と覚えておきましょう。

5. ドットが続く書き方に戸惑う

5. ドットが続く書き方に戸惑う
5. ドットが続く書き方に戸惑う

Office Scriptsでは、ドットがたくさん並ぶコードがよく出てきます。これは「メソッドチェーン」と呼ばれる書き方です。

「Excel全体からシートを取得して、セルを選んで、値を書く」という操作を、順番につなげて書いています。Excel操作を文章のように読める書き方だと考えると、理解しやすくなります。


function main(workbook: ExcelScript.Workbook) {
  workbook.getActiveWorksheet().getRange("B1").setValue("完了");
}

最初は長く見えますが、慣れるととても分かりやすい書き方です。

6. 変数と関数の違いが分からない

6. 変数と関数の違いが分からない
6. 変数と関数の違いが分からない

変数と関数の違いが分からず、混乱してしまう初心者も多いです。変数は「データを入れる箱」、関数は「作業をまとめたもの」です。

Office Scriptsでは、Excelの操作を関数にまとめることで、コードが読みやすくなります。最初は「変数は値、関数は処理」と覚えるだけで十分です。

7. 英語の単語が多くて不安になる

7. 英語の単語が多くて不安になる
7. 英語の単語が多くて不安になる

TypeScriptやOffice Scriptsでは、Workbook、Worksheet、Rangeなど英語の単語が多く出てきます。これが原因で「自分には向いていない」と感じてしまうこともあります。

しかし、これらはExcelの部品の名前に過ぎません。「WorkbookはExcel全体」「Worksheetはシート」「Rangeはセル範囲」と、日本語で意味が分かれば十分です。

8. つまずいても問題ない理由

8. つまずいても問題ない理由
8. つまずいても問題ない理由

TypeScript初心者がつまずくのは、決して珍しいことではありません。特にOffice Scriptsは、Excelという身近なツールと組み合わせて学ぶため、理解が追いつくまで時間がかかることもあります。

大切なのは、「一度で完璧に理解しようとしないこと」です。エラーが出たら読み、少しずつ意味を知っていけば、必ずExcel自動化のコードが読めるようになります。

カテゴリの一覧へ
新着記事
New1
Office Scripts
Office Scriptsで日付判定!Excel条件付き書式を自動化して期限管理をラクにする方法
New2
Office Scripts
Office Scripts普及の歴史とMicrosoftの方向性!Excel自動化が進化してきた流れをやさしく解説
New3
Excel VBA
Excel VBA関数を用途別に作成!計算・文字列処理の基本を初心者向けに解説
New4
Office Scripts
Office Scriptsで条件付き書式を自動化!数値変化に応じてExcelの書式を自動更新する方法
人気記事
No.1
Java&Spring記事人気No1
Excel VBA
Excelマクロのセキュリティ設定の基本!安全に実行するための信頼センター設定まとめ
No.2
Java&Spring記事人気No2
Office Scripts
Office Scriptsでできること・できないことを完全整理!Excel自動化の基本と限界をやさしく解説
No.3
Java&Spring記事人気No3
Excel VBA
Excel VBAとOffice Scriptsの違いを比較!初心者でもわかる学ぶべきスキル
No.4
Java&Spring記事人気No4
Excel VBA
目的別にモジュールを分割する方法!処理単位で整理して見やすくするテクニック
No.5
Java&Spring記事人気No5
Excel VBA
Excel VBA基本文法の総まとめ!初心者が必ず押さえるべき20の基礎ポイント完全ガイド
No.6
Java&Spring記事人気No6
Office Scripts
Office Scriptsで条件付き書式を自動化!Excel自動化初心者向けスクリプト操作の基本
No.7
Java&Spring記事人気No7
Excel VBA
Excel VBAの開発環境を最速で整える!VBEの開き方から基本操作まで完全ガイド
No.8
Java&Spring記事人気No8
Office Scripts
Office Scriptsで日付判定!Excel条件付き書式を自動化して期限管理をラクにする方法